そのためには、自分に合う敷布団の硬さを選ぶ方法を知ればいいんです!そうすれば、腰に負担がかからずゆっくり眠ることができます。
しかも、寝て確認するしかない硬さを数値で知ることが出来れば、自分に合う硬さは大体これくらいと検討がつき、忙しくても短い時間で敷布団を選ぶこともできるのです。
この記事では
- 自分に合った敷布団の硬さの選び方
- 敷布団の硬さの目安
- 腰痛持ちの敷布団選びは、体圧分散に注目!
- 腰痛の人が選んではいけない敷布団
などを、体重・筋肉量・姿勢などの条件に照らし合わせて理想の硬さを詳しくご紹介しています。
自分にあった硬さの敷布団が見つかれば、毎朝すっきり目覚めることができます!
自分に合った敷布団の硬さの選び方
実際に敷布団を選ぶ時、「自分に合った硬さ」であることが大切ですが、同時に今の自分の状態を知ることが重要です。
この記事では、
- 体重
- 筋肉量
- 姿勢
- 好みの硬さ
体重
次の表は、体重と硬さの一覧になります。
体重 | 硬さ |
---|---|
40㎏以下 | 柔らかい |
50㎏ | 普通 |
70㎏ | 硬い |
100㎏ | 硬い |
体重が軽い子供や女性は、沈み込みが少ない分、柔らかい敷布団でも体を支えられますが、男性や妊婦・体重のある人は、頭部・肩甲骨、お尻の3点の沈み込みが激しいのでそれを支えられる硬い敷布団がおすすめです。
筋肉量
腰痛持ちの敷布団選びには、寝返りの打ちやすさが絶対の条件です。なぜなら、腰痛に1番悪いのは同じ姿勢で長い時間いることだからです。
しかし、高齢になると、どうしても体の筋力が落ちてしまい、寝返りをするだけの筋肉が不足しがちです。そのため、寝返りの回数が少なく同じ体勢でいることが長くなり、硬い敷布団では、敷布団と体の接する箇所が圧迫され血流が悪くなってしまうので、柔らかい敷布団があっています。
一方、筋肉量のある人はたいてい体格のいい、体重のある人が多いため、硬い敷布団の方が沈み込みもなく、寝返りしやすいです。
たとえば、体重100㎏の人は体重で見ると硬い敷布団ですが、筋肉が多ければより硬い敷布団がよく、筋肉量が少なければ、普通~硬い敷布団がよいとが言えます。
先ほどの体重別の硬さと筋肉量を組み合わせてまとめると
体重 | 筋肉量 | 理想の硬さ |
---|---|---|
40㎏以下 | 少ない | 柔らかい |
多い | 柔らかい~普通 | |
50㎏ | 少ない | 柔らかい~普通 |
多い | 普通 | |
70㎏ | 少ない | 普通~硬い |
多い | より硬い | |
100㎏ | 少ない | 普通~硬い |
多い | より硬い |
姿勢
姿勢が整っていると、首、肩、腰、膝、くるぶしが一直線に並んでまっすぐなので、体重が分散されてとても安定しています。しかし、姿勢が歪んでいると、腰が反っていたり、お尻が沈み込んでいたり、体を点で支えているため腰に負担がかかっているのです。
そのため、姿勢が歪んでいる人は沈み込みの激しい柔らかい敷布団や体のゆがみで腰などに隙間の出来る硬い敷布団では腰痛が悪化する可能性があるので、負担を分散してくれる適度な硬さのある敷布団がオススメです。
例えば、体重70㎏で筋肉が多いと敷布団は硬い方がいいのですが、姿勢が歪んでる場合はそのまま硬い敷布団を使うと隙間ができるので少し柔らかめを選んでもいいでしょう。
さらに、体はどこか一部が歪んでいると、体全体でバランスを取ろうとするので、他の部位までゆがんしまいます。体のゆがみから痛みやコリなどの症状に発展する場合もあるので、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。
好み硬さ
しかし、体に力が入ったままではリラックスしていないので、自分の1番安心できる硬さを知ることが大事です。
ただし、好みは人それぞれの感覚なので正解はありません。体重・筋肉量・姿勢ででた理想の硬さを参考にしながら、調整してくださいね。
敷布団の硬さの目安って?
硬い敷布団を選びたいけど、どこを見ればいいのかわからないと迷う方は意外と多いのではないでしょうか?一言に、敷布団の硬さと言ってもその硬さは様々です。
そのため、購入者が情報を見て簡単に分かるように、敷布団の硬さはN(ニュートン)と言う単位が使われおり、この数字を見るとある程度の硬さを知ることができます。
60N以下 | 柔らかい |
---|---|
60~100N以下 | 普通 |
100N以上 | 硬い |
単位:N(ニュートン)
ニュートンの数字は敷布団内のウレタンの密度で決まり、密度が高ければ硬く、へたりにくくなっていのです。
さらに、先ほどの体重別の硬さと筋肉量を組み合わせた表の理想な硬さをニュートンで数値にすると
体重 | 筋肉量 | 理想の硬さ |
---|---|---|
40㎏以下 | 少ない | 40N(60N以下) |
多い | 40-100N | |
50㎏ | 少ない | 40-100N |
多い | 60-100N | |
70㎏ | 少ない | 150N前後 |
多い | 200N以上 | |
100㎏ | 少ない | 180N前後 |
多い | 200N以上 |
腰痛持ちの敷布団選びは、体圧分散にも注目!
敷布団は体重に応じて沈み、頭、肩、腰、脚などの重い部位に強く圧力がかかり負担が大きくなるため、体を均等に支えられません。その結果、負担が大きい部位は、無理な力がかかり腰痛の原因なのです。
とくに、腰へかかる負担は大きく、全体重の44%にもなります!
さらに詳しく説明すると、
- 腰まわり 44%
- 肩まわり 33%
- 頭 8%
- 脚 15%
体重70㎏の男性の場合、約31㎏もが腰に負担がかかっていることになり、腰に集中している負担を軽減させる必要があります。
しかし、柔らかい敷布団では腰にかかっている負担を支えきれずに沈み、背骨が「く」の字になり、硬い敷布団は、体の出っ張った部分に負担がかかり、背骨と腰の部分に隙間ができ、腰痛を悪化させるのです。
そのため、体重の重い部位だけで体圧を支えるのではなく、体全体でうまく分散して均等に支える体圧分散できる敷布団を選ぶ必要があります。
ただし、体重によって体圧分散できる敷布団は人それぞれ違うので、実際に寝て確認することがオススメです。
腰痛の人が選んではいけない敷布団
自分にぴったり合う硬さの敷布団を選ぶのなかなか難しいものですが、腰痛持ちが絶対に選んではいけない敷布団はとても簡単ではっきりしています。
- 柔らかすぎる敷布団
- 硬すぎる敷布団
の2種類になり、腰痛持ちの方が間違えても選ばないために、
- 腰痛に悪い理由
- 見分ける方法
柔らかすぎる敷布団
柔らかい敷布団を寝心地がいいと感じる人は多いのではないでしょうか?衣類やシーツなども硬いより柔らかいほうが気持ちいいし、柔らかいとある程度、形を変えてくれるので体にフィットして安心感もあります。
しかし、柔らかすぎる敷布団では体圧を支えきれないので体重のかかる部分が沈み込み、必要以上に負担をかけてしまいます。さらに寝返りを打つ時には、1度腰に力を入れて、お尻を持ち上げることになるので腰にかかる負担がとても大きくなる上に、眠っている時間(6~8時間程度)の間、悪い姿勢をし続けてることになるのです。
もし、敷布団が柔らかすぎないかチェックしたいのであれば、仰向けに寝て、体が「く」の字にならないか確認してください。体重のかかる箇所だけが沈み込むのであれば、その敷布団は柔らかすぎます。
特に体重が重い人は、今腰痛がなくても柔らかすぎる敷布団で寝続けると腰痛になる可能性が高いので注意がです。
また、柔らかい敷布団は硬い敷布団に比べ、耐久性が劣っているのでへたりが早く寿命が短くなります。
硬すぎる敷布団
腰痛持ちは「硬い敷布団で寝るといい」と言うのを聞いたことがありませんか?確かに、柔らかすぎる敷布団では体が曲がってしまうので、硬さは必要です。
しかし、硬すぎる敷布団は寝てみるとわかるように、腰は痛くなくても体が痛い寝心地がいいとは言えません。さらに、長い時間同じ姿勢で寝ていると、敷布団と接している箇所が圧迫され痛みがでてしまいます。
もし、仰向けで寝た時に敷布団と腰の間に手が入るくらいの大きな隙間ができるのであれば、敷布団が硬すぎるために体圧分散されてない証拠です。
また、硬すぎる敷布団は通気性がいいことが多く、保温性が高いとはいえません。夏場は快適に過ごせますが、寒い冬場は保温性が高くないと全身が冷え腰痛が悪化するので注意が必要です。
まとめ
この記事では、
- 自分に合った敷布団の硬さの選ぶポイント
- 敷布団の硬さをニュートンで見る方法
- 腰痛持ちの敷布団選びには体圧分散
- 腰痛持ちが選んではいけない敷布団の理由と見分ける方法
敷布団の硬さを選ぶポイントは、人それぞれ体重や筋肉量によって合う硬さが違います。しかし、共通して言えるのは、身体の重い部分だけで体圧を受けるのではなく、体全体で体圧を分散することが重要なのです。
そうすれば、つらい腰痛でもゆっくり眠ることができ、毎日元気に過ごせます。ぜひ、この機会に自分に合う硬さの敷布団を見つけて下さいね。
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