突然ですが、「マットレスが濡れる原因は?ジメジメを解消する対策が知りたい!」と困っていませんか?
- 朝起きるとマットレスの裏が濡れている原因は?
- マットレスが濡れるとどんな問題が生じる?
- マットレスが濡れないようにする対策は?
これらの悩みを全て解決します!
目次
朝起きるとマットレスの裏が濡れている原因は?
第一の原因は寝汗と部屋の湿気
人間は寝ている間に200~300ccもの汗をかくと言われており、マットレスがこの汗を吸い込みます。また、空気中に含まれた湿気は、寝汗と共にマットレスに吸収されるので、これが濡れてしまう原因になるのです。
特に注意したいのは湿度が高くなる梅雨の時期や夏場です。この時期はじめっとした暑さで汗もかきやすくなるので、湿度が標準的な時期に比べてマットレスが濡れやすくなります。部屋の中の湿度が60%以上あり温度が25度を超えてくると汗の量と空気中の水分量が増え、これらの水分をマットレスが吸い込むことになり、マットレスがさらにじっとり濡れてしまいます。
マットレスの使い方や素材も原因の1つ
マットレスは湿気を吸い込んでしまうので、カーペットやフローリングに直に敷くと湿気が下に降りて濡れやすくなります。畳は吸湿性に優れていますが、フローリングは吸湿性がないので湿気を溜め込みやすいのです。カーペットや絨毯も素材によっては湿気を溜め込みやすくなります。
さらに、マットレスの素材も濡れる原因の1つとなります。速乾性のある素材を使ったマットレスであれば、吸い込んだ湿気を素早く拡散させることができますが、速乾性がないマットレスは吸い込んだ湿気をマットレスの下に溜め込んで下に漏れ出すのでフローリングなどが濡れてしまうのです。この状況になるとマットレスとフローリングの温度差によって結露も生じるので、ますますマットレスが濡れてしまいます。
マットレスが濡れるとどんな問題が生じる?
カビが発生する
原因不明の体調不良やアレルギーの原因がマットレスのカビであるという話は少なくありません。マットレスのある部屋に行くと、くしゃみ、鼻水、咳、息苦しさ、などを感じる場合は、カビが原因でこれらの症状が起こっている可能性があります。
特に注意したいのがアレルギー体質の方、高齢者、乳児や幼児、などです。これらの方は免疫力が弱くカビに対する抵抗力も低いので、カビの胞子を吸い込むことで重篤な症状を引き起こすことがあります。
「水回りじゃないのに、フローリングにカビ?」と思う方もいるかもしれませんね。フローリングでカビが生えちゃう原因として多いのが、フローリングに直接布団を敷いて寝ていることです。
人は寝ている間に汗をかき、成人ならその量は約コップ1杯分になるといわれています。それをシーツや敷布団が吸収し、布団は湿った状態に。
さらに、人が寝ていることで布団は温められ、カビの繁殖に最適な条件がそろってしまいます。くわえて埃や髪の毛などが栄養分となるので、どんどんカビが増殖してしまいます。これが毎晩繰り返されれば、フローリングにも布団にもカビが発生しちゃうというわけです。
引用:セシール公式サイト
マットレスがシミになる
マットレスが濡れてしまうと徐々に黄ばみが生じてシミになります。さらに放置すれば黄ばみが茶褐色に変化し、干すのも恥ずかしい状態になってしまいます。また、カビが生えると緑色から黒っぽい色に変化し、なかなか落ないシミとなって染み付いてしまいます。
寝苦しくなる
濡れたままのマットレスで寝ると、布団の中に湿気がこもり寝苦しくなります。特に湿気が多い日や夏場は布団の中がじめっとしてしまい、快適に眠れません。濡れたマットレスの水分は体の熱で温められてそのまま布団の中に充満するので、夜中にムッとした湿気を感じて起きてしまうこともあります。梅雨から夏にかけての不眠の原因にもなるので注意が必要です。
マットレスが臭うようになる
濡れたマットレスには汗や部屋の湿気が染み込んでいるので、そのまま放置すると嫌な臭いを発するようになります。マットレスに染み込んだ汗を放置すると、汗をエサとする細菌やが大量繁殖し、すっぱいような臭いを発します。これらの臭いがマットレスに染み込んでしまうと、心地よい眠りにも影響が出てしまうので臭いに対する対策も必要となってきます。
マットレスが濡れないようにする5つの対策は?
①朝起きたらマットレスを立てるか干す
マットレスが濡れるのを防ぐには、朝起きたらマットレスを立てたり干すなどして吸い込んだ水分をしっかり蒸発させることが大事です。水分をたっぷり含んだ状態で使い続ければ、床が濡れてしまう状況は改善されません。薄いマットレスで干せるものは定期的に干すようにし、分厚くて干せないタイプは壁に立てかけて水分をしっかり蒸発させるようにしましょう。
Q・お手入れの際に注意することはありますか?
A・マニフレックスのマットレスは吸湿性・放湿性に優れており、マットレスの表面上は常にサラサラしています。
これは、芯材フォーム<エリオセル®>がオープンセル分子構造だからです。
しかしながら、かいた汗や湿気がマットレス内部を通って床との接地面で行き場を失い、そこで結露やカビが発生する場合がございますので、十分ご注意ください。
対策としましては、2週間に1度程度、直射日光のあたらない場所でマットレスを立てて風を通すようにしてください。
またマニフレックス専用除湿シート『マニシート・ネオ』のご使用もお勧めしています。
防湿・防臭・抗菌効果に優れており、マットレスの下だけでなく、マットレスの上や中に敷いてもお使いいただくことが出来ます。引用:マニフレックス公式サイト
②寝室の窓を開けて換気をする
マットレス部屋に立てかけて干す場合は、必ず窓を開けて部屋を換気するようにしましょう。部屋に湿気がこもったままではマットレスの水分が十分に蒸発できないので、できるだけこまめに換気をして部屋の湿気もしっかり拡散させるようにすると効果的です。
Q・汗などの湿気が気になります。
A・睡眠中の汗程度の水分は自然に乾燥しますが、湿度の高いお部屋に置いたり、多量の汗や水分を含んだまま放置されますとカビが発生する恐れがございます。起床後はお部屋の換気を十分におこない、できるだけ室内の湿気を排出してください。また、水分を含んだ場合にはすぐにカバーを外し、乾いた布などで水分をやさしく押し出すようにして湿気を取り除いてください。(ベッド用マットレスには、底板がすのこタイプのものや底面の通気性が確保できるベッドフレームをご使用ください。)カビの発生は保証対象外となりますので、十分ご注意ください。
引用:テンピュール公式サイト
③マットレスの下に除湿シートやすのこを敷く
布団用の除湿シートをマットレスの下に敷いておくと、床が濡れるのを防ぐと共に床とマットレスの温度差による結露を防ぐことができます。最近の除湿シートには吸湿センサーが付いており、色の変化で吸湿量がはっきりわかるので、干すタイミングが分かりやすくて便利です。
また、すのこをマットレスの下に敷くと、床とマットレスの間に数センチの隙間ができるので湿気をうまく逃がすことができます。厚めのマットレスを敷いている方やマットレスを干せない方にはすのこがおすすめです。
④速乾性のあるシーツを使う
汗や湿気を吸い込まずにすぐ蒸発させる速乾性のあるシーツを使うのもおすすめです。マットレスが濡れてしまうのは汗や湿気がシーツを通り抜けてマットレスに染み込んでしまうのが原因なので、シーツで水分をブロックするとマットレスが濡れるのを防ぐことができます。上記でご紹介した除湿シートやすのこと併用するとさらに効果的です。
⑥通気性の良いマットレスに買い換える
今使っているマットレスがなんとなくじめっとしている場合は、思い切って通気性の良いマットレスに買い換えるのも良い方法です。数年間使ってきたマットレスであれば、機能性や衛生面を考えると買い換えのタイミングが来ている可能性があります。
通気性の高いマットレスとして知られているのは高反発マットレスです。素材は空気の通りが良いウレタンフォームで、空気や水分が上から下に流れやすいように凸凹加工を施しているマットレスが多数販売されています。
また、ウレタンフォームにはダニを寄せ付けない性質があるので、ダニやハウスダストによるアレルギーを持つ方にもおすすめです。さらに、高反発マットレスの程よい硬さと強い反発力は腰痛にも効果的と言われています。
さらっとしたマットレスで快適な眠りを!
マットレスが濡れてしまう原因は自分にあるだけでなく、寝室の環境にもあることがお分かりいただけたと思います。愛用しているマットレスが濡れてしまうと気分が落ち込むだけでなく眠りの質も落ちてしまうので、まずはご紹介した対策方法でマットレスを清潔な状態に保つようにしてみましょう。さらっとして寝心地の良いマットレスは、疲れた体に快適な眠りを与えてくれます。
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