軽度な場合を除いて、カビを自分で取り除くのは難しいんです。カビの取れない敷布団は使ってはダメ!でも新しい敷布団を買うとしても、腰痛に良くてカビない敷布団ってどんなのかわからないですよね。
そこで、カビ対策あり&腰痛にも良い敷布団を3つピックアップしました!
でも、本当に新しい敷布団を買っていいんですか?実はまだやれることが残っているかもしれませんよ。
この記事では、
- 新しく買う前に検討すること
- カビ×腰痛に良い敷布団3選
- カビ付き敷布団がダメな理由
- これからやりたい自己防衛策
目次
敷布団にカビが生えた…新調する前に検討してほしいこと
そういう方は少なくありません。重度になればなるほど自己処理では対処しきれないんです。そうなると新しい敷布団を買うか…と覚悟を決めるものですが、買う前に検討してほしいことがあります。
ここではもしかしたら今の敷布団を使い続けられるかもしれない方法を2つご紹介します。新しい敷布団を探す前にぜひ検討してみてください。
方法①自分で洗えるなら丸洗い
自分で洗うのは一番時間もかからず、コストもかからない方法です。洗濯機がダメならコインランドリーという手もありますよ。
ただし気をつけたいのが自分で洗って良い敷布団かどうかです。洗濯タグを見ると取り扱い表示や文章による取り扱い注意が載っているためチェックしてみましょう。
丸洗いがNGになっているものは自分で洗濯するのは危険!自分で洗うと縮んだり、ほつれや破けが起きたり、中綿がよれたりすることがあります。
カビは落ちても二度と使えなくなることもあるため丸洗いNGの場合はこの方法は避けてください。
方法②プロのクリーニング屋に依頼
プロのクリーニング屋がカビ取りすれば表面に見えるカビはもちろん、中綿にも浸透しているカビもしっかり取ってくれます。
しかし、
- 結構料金が高い
- カビ処理できるクリーニング屋は限られる
- 絶対に取れるという保証はない
料金はクリーニング屋によって差がありますが、5,000~10,000円程度が多いです。ただし強力なカビだと追加料金がかかったり、無理と取り合ってくれない業者もあるんです。
敷布団の状態と価値を考えて、カビが軽度10,000円支払っても使い続けたいならば、まずお近くのクリーニング屋に相談してみるのがベストです。
新調するならコレ!腰痛×カビ防止ができる敷布団
よし!買おう!と決めたならば、腰痛対策はもちろんカビ防止もされた敷布団がおすすめです。買ったらそれからなにもしなくてもOKではありませんが、手間が省けるものは多いですよ。
今回はカビ防止と腰痛効果のどちらも期待できる敷布団を3商品ご紹介します。
そのまえにカビ防止と腰痛効果のある敷布団とは?
カビ防止と腰痛効果がある敷布団を選ぶとき、どんなものがいいのでしょうか?
敷布団内の湿気がこもりづらくて菌がつきにくいもの。そして腰の負担が少ないものがベストです。
その基準として注目したいのが
- SEK認証
- 除湿機能
- 体圧分散
カビ防止で注目の「SEK認証」ってなに?
SEK認証は「繊維評価技術協議会」が認定するもので、この基準を持っていると菌の発生を抑える効果があると言われています。
引用元:一般財団法人ボーケン品質評価機構「ボーケンニュース」
↑このマークがSEKマークになります。
特に敷布団は薄緑とオレンジが使われており
- 薄緑…抗菌防臭効果
- オレンジ…制菌効果
があります。どちらが上位かというと「オレンジ」になります。オレンジマークの制菌効果は菌を発生させにくくするだけでなく、発生した菌を少なくする効果もあるんです。
カビ防止で注目の「除湿機能」ってなに?
除湿機能とは敷布団自体に除湿ができる機能を備えていることを言います。
敷布団内にこもってしまう湿気をシリカゲルなどを使って敷布団自体で除湿してしまう機能を除湿機能といいます。
正直、除湿機能が付いている敷布団の数は多くないのですが、あると湿度が抑えられカビを抑制できるのです。
腰痛対策で注目の「体圧分散」ってなに?
体圧分散とは睡眠時に肩や腰に集中する体圧を分散して、身体全体で体圧を受けることを言います。
寝ているときや寝起きに腰痛を感じる場合、体圧を腰で受け続けてしまい負担がかかる=痛む場合があります。体圧分散できる敷布団だと、腰にかかる負担を軽減できるため腰痛改善に効果があるんです。
おすすめ①「KarariFuton」
カラリフトンは敷布団のなかにシリカゲルを含んでいます。そのため睡眠時にたまった湿気をシリカゲルが吸収し、敷布団自体には湿気がこもらないようになっています。
SEK認証はありませんが丸洗いもできるため、定期的に手入れをすることでカビの発生を抑えられます。
また腰痛については、体圧分散まではいきませんが、身体をしっかりと支えられるタテ繊維を含んでいるため反発力があり、寝姿勢の改善や寝返りの負担を軽減できます。
カラリフトンの商品情報
SEK認証 | ✕ |
---|---|
除湿機能 | ◯ |
体圧分散 | △ |
サイズ | 100cm×200cm×6cm |
---|---|
価格 | 12,359円 |
おすすめ②「シングルドクター敷布団」
シングルドクター敷布団は病院で使われている敷布団を家庭用に改良したもので、様々な種類が販売されています。
ここではおすすめしたいのは「極厚体圧分散敷布団」です。
SEK認証それもオレンジマークを取得しているため制菌加工されており、菌が繁殖しづらく発生しても抑制効果を持っています。
また中芯に凹凸加工したプロファイルマットを使っており、凹凸の点が身体を支えるため体圧分散ができる仕様になっています。
極厚体圧分散敷布団の商品情報
SEK認証 | ◯ |
---|---|
除湿機能 | ✕ |
体圧分散 | ◯ |
サイズ | 98cmx205cm |
---|---|
価格 | 15,999円 |
おすすめ③「ブレスエアー」
ブレスエアーとは東洋紡が開発した素材の名称で、素材自体がSEK認証を受けています。そのためこの素材を使っている敷布団はカビ対策が可能になります。
さらに高反発・クッション性の高い素材のため体圧分散ができることから多くの敷布団に採用されています。
数あるブレスエアー製品の中でも、おすすめなのがフランスベッドから発売されている「ブレスエアー三つ折り敷布団」です。
フランスベッドのブレスエアー敷布団は東洋紡と共同開発した「ブレスエアーエクストラ」を使っています。他のブレスエアーよりも通気性と耐久性の高い敷布団なんです。
ブレスエアー三つ折り敷布団の商品情報
SEK認証 | ◯ |
---|---|
除湿機能 | ✕ |
体圧分散 | ◯ |
サイズ | 97cmx195cm |
---|---|
価格 | 53,784円 |
ちょっとのカビでも使用はNG!カビ付き敷布団がダメな理由
カビ対策にも腰痛にも良いおすすめ敷布団をご紹介しましたが、どれも10,000円は超えるものばかりです。
ちょっと高いな~と思うと
- もうちょっと様子みるかな?
- 何回か洗えば落ちるでしょ?
- 余裕できるまで我慢するかな?
しかしそれはとっても危険なんです!
カビは表面に現れたときには敷布団内にカビの巣窟を作っています。丸洗いやクリーニングで中まで洗っていないならば巣窟はそのままです。表面のカビを落としてもすぐにまた出てきてしまいます。
またカビはあらゆる病気の原因にもなります。アトピーやじんましん、結膜炎などのアレルギー性疾患の他に内蔵にも影響を及ぼす感染症に侵される危険もあるんです。
今の敷布団を使い続けるなら、最初にご紹介した丸洗いやクリーニングを必ず行ってください。行わないならば、先送りせずに早く新しい敷布団の購入をおすすめします。
これからカビに悩まされないためにできる自己防衛策
今の敷布団を使い続けても、新しく敷布団を新調しても、今後もカビが発生する可能性は少なからずあります。
少しでも悩まされずに済むように、これからは自己防衛策もしっかり立てましょう!
ここでは、
- 敷布団の上げ下げのコツ
- カビを発生させにくくするアイテム
これからカビに悩まなれないように、クリーニングしたとき・新調したときからスタートするのがベストなんです!
毎日しっかり上げ下げすることがガビ防止のポイント
毎日上げ下げ不要と言われている敷布団以外は必ず毎日敷布団を上げ下げしなければなりません。そうでないと湿気がこもってしまって、徐々にカビが増えてしまいます。
ただここではどうしてもやりがちだけで、やったらダメなことがあるんです。
それが寝起きにすぐ敷布団を上げること。
なぜダメなのか?寝起きすぐは敷布団も掛け布団も温度も湿度も高い状態だからです。寝ていたときの体温と汗が布団をおおっていますが、そのまま布団を上げるとそれらが逃げずにこもってしまうんです。
せっかく敷布団を上げてもカビの繁殖に絶好の環境を自分で作ってしまうんです。
起きたらまずは敷布団と掛け布団を別々にします。温度と湿度を冷めたころに敷布団をあげましょう。
おすすめアイテム①「すのこベッド」
毎日敷布団の上げ下げが大変!という方は「すのこベッド」を使うのがおすすめです。これだと上げ下げを忘れてしまっても、通気性が良いためカビが発生しづらいんです。
しかもすのこベッドは一般的なベッドよりも安くて省スペースです。折りたためるものもあるため、部屋を広くしたいときはクローゼットに収納だって可能ですよ。
ただし注意すべきはすのこ自体もカビや虫が発生しやすいところです。敷布団と一緒にすのこにも目を光らせなければならないのは面倒に感じる人も多いんです。
ただ木材以外ですのこの通気性を出しているベッドもあるんです。これだとすのこのカビや虫が気になる方は安心ですよ。
↓おすすめの「すのこマット」2018年2月現在amazonでベストセラーになっている商品です。
カビ発生要因の湿気を無くす「除湿シート」
敷布団の下に敷くだけで除湿ができるのが除湿シートです。これは敷くだけで簡単、安くて洗濯もできて衛生的。とても使い勝手がいいアイテムです。
これも敷いておけば敷布団の上げ下げを忘れても除湿してくれるため、カビが発生しにくい環境になるんです。
ただし、除湿シートに湿気をためておくとシート自体がカビる危険もあります。敷布団の上げ下げ+除湿シートの洗濯が必要になる手間はかかりますよ。
まとめ:カビは簡単には消えない!定期的な手入れで撲滅を
いかがでしたか?
この記事では、
- 新調する前にクリーニングを検討してみよう!
- カビと腰痛に良いおすすめ敷布団
- カビ付きで使い続けるのはダメ!
- 敷布団の上げ下げのコツや防衛に使えるアイテム
カビは自己処理で消えることもありますが、それはとても軽度な場合に限られます。見た目は消えていても中はカビだらけということだってありえるのです。
今、敷布団にカビがあって困っているなら
- 丸洗いする・クリーニングに出す
または
- 新しい敷布団を買う
のどちらかを検討してください。
そして検討して行動した後は、これからカビさせないような対策も合わせて検討してみてくださいね。この記事を読んでから、今後カビに困ることがなくなった!となればとても嬉しいです。
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