- マットレスの黄ばみの正体は?
- マットレスが黄ばんでしまったらどうすればいい?
- マットレスの黄ばみを防ぐ対策は?
この悩みを全て解決します。
目次
マットレスの黄ばみの正体は?
主な原因は汗や皮脂
マットレスの黄ばみの原因は寝ている間に体から出る汗や皮脂が酸化して染み付くためです。汗はアポクリン腺からの分泌物であり、タンパク質や脂質、糖質、などの他にリポフスチンと呼ばれる色素を含んでいるため、マットに染み込んで酸化すると黄ばんでしまうのです。
人間は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくため、シーツを通り抜けてマットレスに汗が染み込んでいきます。黄ばみを放置して対策をしなければ、染み込んだ汗はどんどん色が濃くなり、やがて黄色から茶褐色になって染み付いてしまいます。
シーツの洗剤洗い残しも黄ばみの原因に
マットレスの上に敷くシーツに残った洗剤の洗い残しがマットレスにうつると黄ばみの原因になります。洗剤は化学合成された物質なので、空気に触れると酸化して黄ばみの原因なるのです。
マットレスの汚れを防ぐために敷くシーツに見えない洗剤の洗い残しがあると、人間の汗に溶け込んでマットレスに染み込んでいきます。こうなると汗と洗剤という2つの酸化原因が生じてしまうので、マットレスはますます黄ばんでしまいます。
マットレスが黄ばんでしまったらどうすればいい?
黄ばみを見つけたらすぐに洗濯洗剤で落とす
マットレスの黄ばみは放置すると落ちにくくなるので、黄ばみに気づいたらすぐに中性洗剤と酸素系漂白剤を水で薄めて落とすことが大事です。大抵のマットレスは洗うことができませんが、黄ばみが染み付く前であれば以下の対処で汚れを落とすことが可能です。
【マットレスの黄ばみを落とす方法】
- タオルをぬるま湯で濡らし、マットレスの黄ばみの上を叩くようにして拭く
- 水で薄めた中性洗剤と酸素系漂白剤をタオルに薄く塗り、マットレスの上軽く叩いてそのまま2~3分放置する
- ぬるま湯で濡らしたタオルで洗剤を叩いて拭き取る
- マットレスを干してよく乾かす
但し、洗剤を使って黄ばみを落とす場合はマットレスの説明書をよく読んでください。マットレスの種類によっては洗剤使用が不可のものもありますので、その場合は水だけで黄ばみを落としてください。
Q・マットレス本体が汚れた場合はどうすればいいですか?
A・水で濡らした布をかたく絞って、たたくように汚れを落としてください。その後陰干しを十分にしてください。洗剤は素材を傷める可能性がありますので、使用しないでください。
洗えるマットレスは説明書に従って洗う
マットレスの中には洗えるタイプのものがあるので、この場合は説明書に従ってマットレスを洗いましょう。洗えるマットレスとして代表的な商品は、エアヴィーヴ、ニトリ製品、東洋紡ブレスエアー、などです。これからマットレスの購入を検討されている方は、洗えるマットレスを選ぶのも1つの方法です。
洗えるマットレスには2つの種類があります。1つはマットレス本体にカバーが付いており、カバーを外して洗うことができ、中芯もシャワーで水洗いができます。もう1つはマットレス本体を丸洗いできるタイプです。カバーが付いているタイプの方がマットレスに厚みがあり、価格も高めになります。
クリーニング業者にマットレスの洗浄を依頼する
全国にあるハウスクリーニング業者ではマットレスのクリーニングを請け負うところがあります。業務用の器具と洗剤を使って黄ばみを落としてくれるので、自分落とすことができない方は業者に依頼してみましょう。インターネットで「マットレス クリーニング」と検索すれば、色々な業者が見つかります。
業者にマットレスのクリーニングを依頼した場合の費用相場は以下の通りです。
- シングル: 8000円~13000円前後
- セミダブル: 9000円~16000円前後
- ダブル :10000円~18000円前後
- クイーン&キング: 12000円~20000円前後
マットレスの黄ばみを防ぐ対策は?
朝起きたらマットレスの上にある布団などを動かす
干せないマットレスを使っている場合は、朝起きた時にマットレスの上にある布団などを全て動かして通気をよくすると黄ばみ防止になります。マットレスの上に布団をかけたまま放置してしまうと、寝ている間にかいた汗や皮脂がマットレスに染み込んでしまいます。
マットレスをしっかり乾燥させるために、面倒でも毎日マットレスの上の布団を動かし、窓を開けて換気をする習慣を付けましょう。
通気性&速乾性のあるシーツを使う
マットレスに汗や皮脂が染み込むのを防ぐには、通気性と速乾性のあるシーツを使うと良いでしょう。汗や皮脂がマットレスに抜ける前に蒸発してしまえば、マットレスに黄ばみが付くのをかなり防ぐことができます。
通気の悪いシーツを使うと、汗や皮脂はなかなか蒸発せずに留まってしまい、次第にマットレスに染み込んで酸化してしまいます。これをできるだけ防ぐことができれば、いつまでも綺麗なマットレスを保つことができるのです。
防水シーツを使う
汗を大量にかく体質の場合は、防水シーツを使ってマットレスに汗が染み込むのを防ぎましょう。夏場などは通気性の良いシーツを使っても、汗が大量であればすぐにマットレスに染み込んでしまいます。
防水シーツは汗だけでなくおねしょなどの染み込みも防いでくれるので、小さなお子さんや高齢者のマットレスの黄ばみ対策にもなります。
マットレスを干す
干せるタイプのマットレスは説明書に従って定期的に干すようにしましょう。直射日光がNGとなっているマットレスは、部屋に立てて通気をよくするだけでも黄ばみ防止になります。
マットレスの黄ばみを防ぐには、付着した汗や皮脂などが酸化する前に蒸発&乾燥させるのが一番です。時間があるときはマットレスを干す習慣を付けると黄ばみ対策になります。
マットレスのローテーションをする
マットレスをいつも同じ状態で使っていると同じところばかりが黄ばんでしまうので、定期的に向きを変えてローテーションをしましょう。マットレスをよく見ると、黄ばんでいる場所はよく汗をかく背中の場所などに限られているはずです。
ずっと同じ位置でマットレスを使うと、黄ばみの上にさらに黄ばみが重なって落ちない汚れになってしまいます。薄いマットレスなら週に1回程度、厚いマットレスは月に1回程度ローテーションをして黄ばみを防ぎましょう。
黄ばみの原因と対策を知って気持ちよくマットレスを使おう!
ずっと気になっていたマットレスの黄ばみに対する疑問は解けたでしょうか?毎日使うマットレスはできれば綺麗な方が気持ちよく眠ることができます。今までのマットレスの使い方に問題があると分かったら、しっかり対策をして黄ばみを防いで気持ちよくマットレスを使いましょう。
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