それならば、自分にあう敷布団のサイズを知ればゆっくり眠ることができます!自分や家族が寝るのに、必要な丈の長さや横幅を具体的に知ることができると、どの敷布団が何枚必要かがわかります。
しかも、自分に合った敷布団を選ぶためには、サイズ以外にもいくつかの重要なポイントがあるのです。そのポイントをしっかり押さえることで、体にもお財布にも優しい敷布団が選べます。
この記事では
- 一般的な敷布団のサイズ
- 自分に合うサイズの選び方
- 敷布団を選ぶポイント
などを具体的な数値とその効果を1つ1つくわしくご紹介します。
自分にあったゆっくり眠れる敷布団が見つかれば、日々の疲れもきっと解消できます!
目次
敷布団のサイズと種類<大人用と子供用>
- シングル
- セミダブル
- ダブル
の3種類です。子供用にジュニア・ベビーとあり、オーダーメイドならば用途に合わせてサイズを注文も可能になります。
ここでは、各サイズの寸法や特徴をご紹介します。
大人用の敷布団のサイズ
サイズ | 敷布団 | 用途 | |
---|---|---|---|
直置き用 | ベッド用 | ||
シングル | 100×210 | 100×200 | 一般的な1人用サイズ(大柄の男性には狭い) |
セミダブル | 120×210 | 120×200 | 1人でゆっくり眠りたい人用(大人二人では狭い) |
ダブル | 140×210 | 140×200 | 一般的に2人用 |
丈の長さは2パターンあります。
- 床に直接敷く直敷き用
- ベッドなどに置いてから使うベッド用
ベッド用が200㎝なのに対して、直置き用の方が210㎝と10㎝長くなります。昔は直置き用もベッド用も同じ長さでしたが、日本人は長めの敷布団を好む傾向にあったので10㎝伸びたと言われています。
厚みはシングルでもダブルでもほぼ違いがなく、10㎝以下の厚みが一般的なサイズです。
子供用の敷布団のサイズ
これからご紹介するサイズは、一般的に多いサイズです。
サイズ | 敷布団 | 用途 |
---|---|---|
ベビー布団 | 70×120 | 0~1歳頃のお子さん用 |
ジュニア布団 | 90×180 | 2~10歳頃のお子さん用 |
保育園用お昼寝布団 | 70×110 | 販売されているお昼寝布団セットの平均サイズ※ |
※保育園がサイズを指定している場合もあるので、確認が必要です。
自分にあったサイズを選ぶ
人がゆっくり眠るために、もっともいい寝姿勢は仰向けといわれていて、手足を伸ばした状態になります。
そのためにも敷布団の丈の長さは身長+35㎝あることが理想です。もし丈の長さが短いと、足が曲がった状態になり上手く寝返りが打てず、その度に眠りが浅くなって睡眠の質が落ちてしまいます。
一般的な直置き用の敷布団のサイズは210㎝なので、身長175㎝までの方はゆっくり眠ることができます。しかし、敷布団は丈の長さは決まっているため、身長175㎝以上の方ならゆっくり眠るためにはオーダーメイドがオススメです。
次に、ラクに寝返りが打てる横幅の広さ=幅はどうでしょう?
その広さは、肩幅によって変わってきます。
日本人の肩幅の平均は、
- 男性約45㎝
- 女性約40㎝
- 2~10歳の子ども約22~35㎝
ここでは、具体的な数値で理想の横幅を説明していきます。まず、男性・女性・子ども別についてまとめた一覧です。
最低限の幅は、人が横になっただけの広さを示しており、ゆったりな幅は、それに寝返りが打てる広さをプラスしています。その広さは、1人で寝る場合、左右に大人が20㎝ずつ、子どもが10㎝ずつです。
|
肩幅 | 最低限の幅 | ゆったりな幅 |
---|---|---|---|
男性 |
45㎝ | 60㎝ | 100㎝ |
女性 | 40㎝ | 50㎝ |
90㎝ |
子供 | 22~35㎝ | 25~40㎝ |
45~60㎝ |
次に、寝る人数別でまとめた一覧です。
複数人で寝る場合、ゆったりな幅は、最低限の幅の合計に左右20㎝ずつで計算しています。
必要最低限の幅 | ゆったりな幅 | 敷布団 | |
---|---|---|---|
大人1人 | 60㎝ | 100㎝ | シングル |
大人2人 | 110㎝ | 150㎝ | ダブル |
大人1人+子ども1人 | 90㎝ | 130㎝ | ダブル |
大人2+子ども1人 | 150㎝ | 190㎝ | シングル2枚 |
※大人は身長175㎝以下が対象になります。
ちなみに、大人2人のダブルが狭いと感じる方は、シングル2枚にしますとゆっくり眠れます。
また、子どもの必要な幅を小学生で計算していますので、幼児の場合10㎝程度狭くても問題ありません。例えば、大人1人+子ども1人の場合、セミダブルでもゆっくり眠れます。
ただし、自分に合うサイズについて、具体的な数値とともに解説しましたが、部屋の広さや収納スペースのサイズに合うかどうかも重要なのです。
敷布団を選ぶポイント
敷布団を選ぶ時は
- 重さ
- 硬さ
- 手入れが楽な布団
- 保温力
- 使える期間
- 直接お店に行って選ぶ
などの重要な6つのポイントがあります。
敷布団は、その人の体重、体格、寝るときの姿勢、健康上の悩みなど条件によって選ぶポイントが異なるので、他の人に合った敷布団が必ずしも自分に合うものとは限りません。
この記事では、自分に合う敷布団選びのポイントを詳しくご紹介しています。
ポイント①重さで選ぶ
敷布団を床や畳に敷きっぱなしにしていると、湿気がたまりカビが発生してしまいます。カビ予防のためにも、毎日の上げ下ろしや天日干しをして乾燥させる必要があるのです。しかし、敷布団が重いとその作業はとても面倒になります。
特に毎日忙しいお母さんは、自分の分だけではなく子供の分の敷布団の上げ下ろしをしなくてはなりません。敷布団が重いと、肩や腰に負担がかかり腰痛の原因などになってしまいます。
また、力のないお年寄りの敷布団を選ぶ時にも気を付けましょう。自分で上げ下ろしできない場合もあるので、軽い敷布団がおすすめなのです。
ポイント②硬さで選ぶ
敷布団は柔らかさだけではなく、実は適度な硬さが必要なのことを知っていますか?
柔らかい敷布団で寝ていると、跳ね返す硬さがないため体が沈み込み、体重を「頭・肩・腰・足」などの点でしか支えることができません。そのため腰に掛かる負担が大きく、腰痛の原因になります。
しかし、適度な硬さのある敷布団は体を面で支えることができ、体にかかる負担を分散できるのです。また、体重が人それぞれ違うように、適度な硬さも違います。
体重が軽い人は沈み込みがない分、硬さのある敷布団では寝づらいようですので柔らかめの敷布団を選ぶようにして下さい。一方、体重がある人は、体が沈み込むので硬さのある敷布団がおすすめなのです。
敷布団の硬さはN(ニュートン)という単位で表され、75N以下は柔らかく、110N以上は硬いと定義されています。ただし、寝た時の感触は素材ごとに違うので、同じニュートン数でも敷布団によって変わります。
次の表は、体重に対して理想な硬さを一覧にしたものです。選ぶ時の参考にして下さい。
単位:N(ニュートン)
体重 | 硬さ |
---|---|
40㎏以下 | 40N前後 |
50㎏以下 | 110N前後 |
70㎏以下 | 140N前後 |
100㎏以下 | 180N前後 |
ポイント③手入れが楽な布団を選ぶ
敷布団は毎日上げ下ろしをしたり、天日干しをしたりと日々の手入れが大事です。更に、ジュースをこぼしたり、子供がおねしょをしたりというトラブルもあります。放置しておくと、ニオイや雑菌が増える原因にもなり、とても不衛生です。
少しでも早くどうにかしたいそんな時に、自宅で丸洗いできる敷布団なら即解決です。
自宅の洗濯機で洗える場合は、敷布団をくるくるっとまいて、ロープで数か所縛って、洗濯機に入れて下さい。自宅の洗濯機が無理な場合でも、コインランドリーに持っていけば大丈夫です。大きな洗濯機で洗濯でき、乾燥機があり短時間で完全に乾燥してくれます。
もし、洗濯してはいけない敷布団の場合、応急処置でしのぎ続けるか、専門業者に依頼するしか方法はありません。しかし、応急処置でしのぎ続けても本当に清潔になったのか心配だし、専門業者に依頼するのはお金がかかります。
そのため、丸洗いできる敷布団なら清潔で経済的です。ただし、敷布団は完全に乾ききってないと雑菌が繁殖する原因になるので十分注意しましょう。
ポイント④保温力で選ぶ
敷布団の重要な役割の1つとして、寝ている時に寒さから体を守ることがあります。特に冬は寒いため、体が冷えて眠りが浅くなりがちです。さらに冷えが原因で風邪をひいたり、体に負担がかかり腰痛になったりと体調不良につながる場合もあります。特にお年寄りは寒さに弱いため、その傾向が強いです。
そんな時、保温力のある敷布団を選べばそれらの問題から解消されます。
保温力があれば冷えから体を守ってくれるため、冬でも温かく眠ることができます。しっかり睡眠をとれれば体調管理も万全です。しかも、経済的にもメリットがあります。
もし、保温力のない敷布団の場合、保温力を補うために寒さ対策が必要にです。敷布団の下にマットレス、上に電気敷毛布まで購入が必要になります。さらに購入して揃えるとかなり高くついてしまうのです。
ただし、保温力だけ重視するのではなく、同時に通気性も考えましょう
敷布団に湿気が溜まってカビが生えてしまっては、せっかくの敷布団が台無しです。
ポイント⑤使える期間で選ぶ
敷布団は使い方次第で、長いもので10年も使えます。買い替えの理由の多くは、クッションがペシャンコになってへたってしまい、そのまま使い続けていると身体に負担がかかり腰や肩が痛くなるからです。しかし、中には半年もたたずに買い替えを必要とする敷布団があります。
その原因は、価格のみで購入を決めてしまったからです。
私たちは買い替えの時に、ついつい低価格のものに目がいきがちになります。しかし、安い敷布団の中には、中綿の密度が低かったり、素材自体の耐久性がない場合があるのです。
敷布団の中身の密度が低いと、腰や肩など体重がかかる部分が集中的に潰れてしまいます。そのため、早々に寝心地が悪くなり、買い替えを検討することになるのです。こうならないためには中身が潰れにくいものを選ぶと、長く愛用できます。
オススメしたいのが中綿の素材密度が高く、凹凸型の中芯が入っているものです。これだと密度が高いためそもそも潰れにくく、凹凸の中芯で体圧分散ができ体重が集中的にかからなくなりますよ。
次に費用の面ですが、買い替えても、安いほうがオトクでは?と思われがちですが、1年に1度買い替えていれば、5年もつ3万円の敷布団を買う方が圧倒的に安いんです。
その理由は、敷布団は頻繁な買換えを必要とするものではないため、長い期間で使えることがもっともオトクということになります。「販売価格が安い=オトク」とは、必ずしもならないことを覚えておきましょう
ただし、安い敷布団でも毎日の上げ下ろしや天日干しなどをしっかりすれば長く使える場合もあります。
ポイント⑥直接お店に行って寝てみて選ぶ
敷布団は大きさがあるものなので、手軽にインターネットで購入する人が増えています。しかし、敷布団の大きさや厚みは数字で確認できても、柔らかさや手触りまではわかりません。敷布団が柔らかすぎれば、体重のかかってる部分が沈み込み、使い続けていると腰や肩に痛みが出てしまいますし、手触りはやはり自分好みのものがいいですよね。
でも、インターネットでも返品や交換はできるのでは?と簡単に思いがちですが、開封後の敷布団を梱包し直したりするのはとても面倒ですし、不良品ではないので返品送料は購入者の支払いになります。
そうならないためにも、1度は直接お店に行って検討している敷布団に触れてみましょう。全てのお店ではありませんが、実際に敷布団に寝てみることができる「ためし寝」を実施しているお店があります。
また、お店に行くことで一番のメリットいいことは、店員さんに相談できるということです。
専門的な知識を持った店員さんであれば、肩や腰が痛いなどの悩みをズバッと解消してくれる敷布団を選んでくれます。
しかも、ためし寝ができるので柔らかさや手触りを確認できますし、自分では気づいてない寝ている時の癖まで見つけてもらえるんです!実は、癖から体に負担がかかり腰痛などになることもありますが、事前にわかれば寝ぐせから敷布団を選ぶこともでき予防にもつながります。
自分で癖まではなかなかわからないものですが、店員さんに教えてもらえば、より自分の体に合う敷布団を選べます。
ただし、すでに「ためし寝」をすませていたり、今の敷布団と同じものを買い替える場合などはインターネットでの購入がお手軽でしょう。
まとめ
この記事では、
- 大人・子供用の敷布団のサイズ
- ゆっくり眠れる敷布団のサイズ
- 自分に合う敷布団選びのポイント
をご紹介してきました。
敷布団は睡眠にとって重要な役割をしており、サイズを変えただけでも疲れの取れ方が違ってきます。しかも、それが自分に合ったサイズであれば、毎日イキイキと過ごせるはずです!
敷布団を新しく購入を考えてる方・今の敷布団ではゆっくり眠れてない方は、ぜひこの機会にご検討下さい!
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