ぺったんこの敷布団を目にすると、復活するのは無理だろうなと諦めそうになります。また、なんとなく寝にくいと感じていたのはぺったんこの敷布団が原因だったとも思いますよね。しかし、愛用してきた敷布団をこのまま諦めていいのでしょうか?
それならば、敷布団の復活方法や有効活用を知ればいいんです!大切にしてきた敷布団を復活できればまた心地よく眠れますし、有効活用できれば処分せずに済むので後ろめたい気持ちがなくなります。
しかも、敷布団が復活できれば買い替えの費用が無駄になりません。有効活用できれば捨てるはずだった敷布団が別の形で役に立ちます!
この記事では
- 敷布団を自分で復活させる方法
- 業者に依頼して敷布団を復活させる方法
- 復活できない敷布団を有効活用する方法
敷布団が復活すればまた心地よく眠ることができます。もし復活できなくても、有効活用できれば気持ちが満足します。これらの方法によって敷布団の悩みが解消すればすっきりしますよ!
目次
敷布団を自分で復活させる方法
敷布団を捨てるのはとても大変な作業です。さらに、買い替えるとなると高い金額を支払わなければなりません。本当に復活するかは試してみないとわかりませんが、捨ててしまうならその前にやれることをやってみれば自分自身も納得できます。
敷布団を自分で復活させる方法は以下の2つです。
方法①夜に布団を干す
ぺったんこになった敷布団の中綿は圧縮されて戻らない状態なので、水分を含ませて蒸発させると復活する可能性があります。
しかし、家庭の洗濯機では敷布団を洗えません。そこで試したいのが夜のうちに敷布団を外に干して中綿に夜露を吸い込ませる方法です。この方法によって敷布団が洗って脱水したのと同じ状態になり、これを天日に干せば中綿がふんわり蘇える可能性があります。
夜に布団を干す、具体的なやり方
夜に布団を干す場合には、翌日の天気予報が晴れであることを確認してください。天気を確認したら、夕方から敷布団を外に干します。翌日もそのまま敷布団を干して天日に当て、午後2時くらいには取り込みましょう。
一晩干してから天日に当ててもあまり効果がない場合は、3~4日連続して夜に布団を干してみましょう。中綿に何度も水分を含ませて蒸発させる工程を繰り返すと蘇りやすくなります。週間天気予報で晴れが数日連続するのを確認してから行いましょう。
夜に布団を干した後の注意点
夜に布団を干す方法を繰り返してもふかふか感があまり感じられない場合は、天日に敷ふとんを干す際に黒いビニールをかけておくと効果的です。
黒い色は太陽の熱を吸収するので、ビニールをかけておくと敷布団にしっかり太陽熱が行き渡り、ふかふかの状態が蘇りやすくなります。また、この方法によって布団のカビやダニを死滅させることもできるので一石二鳥です。
方法②コインランドリーで敷布団を丸洗いして乾燥させる
コインランドリーには布団用の超大型洗濯乾燥機があるので、ぺったんこの敷布団を持ち込んで丸洗いし、高熱で乾燥させるとかなりふかふかな状態に復活できる可能性があります。
コインランドリーの丸洗いによって中綿に柔軟性が戻るだけでなく、敷布団がすっきり清潔になるので、何年も使用した敷布団の汗や湿気を取り除くにも効果的です。
先にご紹介した夜に敷布団を干す方法を試しても復活できない場合にもコインランドリーを活用してみましょう。天日ではふかふかにならない敷布団でも、コインランドリーの乾燥機によってふわっと復活する可能性があります。
業者に依頼して敷布団を復活させる方法
業者に依頼して復活させる方法は以下の2つです。
方法①布団業者に綿の打ち直しを依頼する
打ち直しとは、敷布団を開いて綿を取り出し、ホコリやゴミを取り除いてから綿をほぐして詰め直しをすることです。
敷布団の綿があまりにへたっている場合は、打ち直しだけでは復活できないので、打ち直しに加えて綿を足してもらうことも可能です。また、希望によって綿を包んでいる生地も新しいものに替えてもらうことができます。
■かなりヘタっている場合 ⇒ 打ち直し費用 + 綿を足す費用 = 相場13,000円前後
敷布団を買い換えるのではなく、復活させて長く使いたい方は打ち直しを検討してみましょう。但し、布団業者が打ち直しをしても復活は不可能と判断することもあるので、事前に敷布団の状態を伝えて問い合わせてください。
打ち直しについての詳しい説明
石上寝具のホームページに、打ち直しの詳しい説明がありました。打ち直しのイメージがわきやすいと思うので、ご覧ください。
引用:石上寝具
打ち直しとは、使い続けて古くなったお布団の側生地をはがし、機械で中わたをほぐし高熱を当て汗の結晶やダニほこりなどを除き わたに空気を含ませ、わた本来の風合いを取り戻すことをいいます。 本来の風合いを取り戻したわたで側生地も新たにお仕立てし直します。
方法②布団クリーニング業者に丸洗い&乾燥を依頼する
布団クリーニング費用は業者によって異なりますが、敷布団1枚5000円~10000円が相場です。業者によっては丸洗いして乾燥させた敷布団に抗菌・防臭加工を施してくれるので、新品同様の清潔な状態に復活させることも可能です。
布団クリーニングのイメージがわかない方は、布団クリーニング業者「ザブザブ」のサイトを見て参考にしてください。ザブザブと同じように布団クリーニングを請け負う業者は全国に存在しますので、布団のクリーニングを依頼する際には近隣の業者を探してみましょう。
おふとんの汚れのほとんどは汗による水溶性の汚れ。側生地が汗などで汚れたまま ご使用を続けると、生地が劣化しやすくなり おふとんの寿命を短くしてしまいます。
ですから私ども『ザブザブ』の布団クリーニングは丸ごと水洗い。最新の技術で側生地の汚れから詰め物の汚れまでしっかり洗い流したふとんは、ふっくら気持ちいいのはもちろんですが、科学的にもさまざまなメリットが確認されています。
復活できない敷布団を有効活用する方法
捨てるのをためらうなら、有効活用できれば心のわだかまりを解消させることができます。新しい敷布団を気持ちよく購入するためにも、ペッタンコになった敷布団を捨てずに有効活用してみましょう。
敷布団を有効活用する方法は以下の3つです。
方法①布団を必要とする団体に寄付をする
発展途上国などの貧しい国や動物保護団体では、寝具としてだけでなく保温用として古い布団の寄付を募っています。
寄付する場合は布団の回収費用がかかりますが、布団を粗大ゴミとして捨てる場合にも費用がかかるので、寄付したほうが人のためになると思える方にはおすすめの有効活用方法です。
インターネットで「布団 寄付」と検索すると、いくつかの団体が見つかりますので早速探してみましょう。
国際社会支援推進会・ワールドギフトでは、発展途上国などの貧しい国に敷布団を含めた生活用品を寄付する活動を行っています。集荷費用を支払うだけで寄付できますので、敷布団を「粗大ゴミで捨てようと考えている方は寄付を検討してみると良いでしょう。
引用:国際社会支援推進会・ワールドギフト公式サイト
「買い替えたので古い布団(毛布)がいらなくなった」「あまり使っていない布団や毛布があるので、なるべく寄付したい」
「不用になった布団だけど、まだ使えるので捨てるのにはもったい無い」
古くても破れたり、酷く汚れた物で無ければ結構です。
押入れなどに、不用になった布団や毛布類が長い間収納されたままになっていませんでしょうか? 処分せずにぜひ、海外支援・社会支援のために寄付・リサイクルさせて下さい。
方法②敷布団の中綿を出してクッションや座布団に作り変える
敷布団の中に入っている綿を取り出してクッションや座布団に作り変えるのもおすすめの有効活用方法です。綿を取り出して水洗いし、手でほぐして干しておけばある程度ふわふわな状態に戻せるので、興味がある方はチャレンジしてみると良いでしょう。
裁縫が苦手でも、既製品のクッションカバーや座布団カバーを使って取り出した綿を詰めれば簡単に作り変えることができます。最近では100円ショップでも購入できるカバーがあるので、あまりお金をかけずに敷布団を有効活用したい方におすすめです。
方法③布団業者にリメイクを依頼する
布団の打ち直しを行う業者の中には、敷布団の綿を取り出してサイズの違う敷布団や座布団にリメイクするサービスを行っているところがあります。
2枚の古い敷布団を1枚のふっくらした敷布団に打ち直すことも可能です。自分ではなかなかリメイクできない場合に敷布団を有効活用したいと思うなら、業者に依頼すると良いでしょう。
布団業者にリメイクを依頼するとそれなりの費用がかかりますが、古い布団をゴミに出さない環境への配慮ができる点ではとても良い方法です。使い慣れた布団を長く愛用したい方にもおすすめです。
綿ふとん打ち直し工房では、敷布団を色々な形に打ち直すサービスを行っています。敷布団に愛着があり、別の形で使い続けたい方は検討してみると良いでしょう。
引用:綿ふとん打ち直し工房
■ダブル敷き布団ロング丈に変更
使用年数7から8年、3回目の打ち直しのお客様。
200㎝を210㎝ロング丈に変更。
インド綿を足して仕立てました。サイズ140×210cmのロングサイズで打ち直ししたダブルの敷き布団です。
足し綿含む出来上がり価格18,500円
ぺったんこの敷布団を諦めない!
疲れた体を毎日優しく労わってくれた敷布団。しかし、長年の使用で徐々に薄くなり、ぺったんこになってしまうと捨てるしかないのかと諦めそうになります。諦める前に敷布団の復活方法や有効活用方法を調べた皆さんは、その方法がわかって納得しているのではないでしょうか?早速自分が一番望む方法を試してみましょう。
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