睡眠資格コンサルタント資格保持者
ヘタった敷布団だと寝付きが悪くなりがちで、疲れも取れないため腰痛や肩こりが悪化することも多いです。でもお財布事情もあるため、できるだけ安い敷布団があればいいなと思いますよね?
そこで「1万円以下で買える腰痛にも効果的な敷布団」を5つ厳選してまとめました!
しかも、腰痛向けの敷布団でよく聞く「体圧分散」などの用語も解説しています。なにかに効果的なんだと漠然と思っていたことが理屈も合わせてしっかり理解でき、この記事を読み終われば1万円以下で買いたい商品が見つかりますよ。
この記事では、
- 1万円以下で買える腰痛にオススメの敷布団5選
- 敷布団の用語解説と自分に合った敷布団の選び方
- 新しく買った敷布団を長く使い続けるポイント
まずは知っておこう!安い敷布団がダメな理由
結論から言って
「高い方が品質は確実に良い!」
です。なぜなら安い敷布団には、
- ヘタりやすくてコスパが悪い
- 身体に合わず余計に腰痛悪化
安いとヘタりやすくコスパが悪い
安い敷布団はどうしてもヘタりやすい!そのため実はコスパは悪い場合もあるんです。
敷布団の値段が違う理由は素材や性能など様々ありますが、同じ素材を使っていても質の違いなどによって安い敷布団はヘタりやすいんです。
そのため価格の安い敷布団の寿命は短く、かえってコスパが悪いこともあるんです。例えば3万円で7~8年使える敷布団と1万円で1~2年の敷布団を比べると3万円の方が長く使えることがわかります。
安ければ良い!と思って選ぶと買い替えを繰り返してしまい余計にお金がかかるデメリットがあることは知っておきましょう。
安すぎると腰痛悪化させるかも…
激安の敷布団だと身体に合わない場合が多く、より腰痛など悪化させて安眠妨害になる場合もあります。
安い敷布団ならば5,000円を切るものもホームセンターなどで販売されていますよね。腰痛や肩こりを持っている方や寝付きがあまり良くない方だとこのような敷布団を使うと古い敷布団よりも安眠妨害につながります。
素材が柔らかすぎて底あたりしたり、寝姿勢がキレイに保てなかったりするため、寝付きが良くなくなり体圧も集中するため余計に身体が痛くなってしまうのです。
結論!敷布団買うなら予算は1万円で
敷布団1枚を購入したいならば、予算は10,000円程度で考えるべきです。
2つご紹介した安い敷布団のリスクは安ければ安い方が高く、
- 5,000円以下の敷布団
- 10,000円以下の組み布団(敷+掛布団)
腰痛がある方が敷布団を選びたいならば、できるだけ10,000円の予算を確保すると効果的な敷布団が選べます。
1万円以下で買える!腰痛におすすめの敷布団5選
10,000円の予算を確保したけど、種類も豊富にあるためどの敷布団を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そのため今回は、
- 総合的におすすめNO1
- 硬さでおすすめNO1
- 安さでおすすめNO1
- 凹凸でおすすめNO1
- マットレスでおすすめNO1
敷布団は体重や筋肉量によって合う敷布団を決めれますが、最終的には自分にあっている・寝心地が良いも重要になってきます。自分がここは譲れないという基準のNO.1商品が見つかりますよ。
総合的NO.1「ニトリ:カバーが洗える体圧分散敷布団」
- 硬めな敷布団で男女問わず使える
- 特殊な凹凸加工で体圧分散しながら寝心地が良い
- カバーが洗えて衛生的
そのため腰痛持ちの多くの方が使えて、使い勝手も良い。だから総合的にNO1としておすすめできるのです。
目安としては、体重40kg以下の方や80kg以上の方は要注意!お店で試してから購入するのがおすすめです。
気になる価格は?
ニトリ「カバーが洗える体圧分散敷布団」はシングルサイズ9,990円で、店舗または公式通販「ニトリネット」で購入できます。
通販は送料が気になるところですが、現在7,560円以上購入で送料無料となっているためネット通販でもこの価格だけで購入です。(※2018年1月現在)
商品の詳しい情報
サイズ | 100cm×200cm×9cm |
---|---|
主な素材 | ウレタンフォーム |
硬さ/体圧分散性 | かため/体圧分散◎ |
重さ/お手入れ | 6.49kg/カバー洗濯可 |
保証 | 未使用に限り14日以内 |
1枚で使用は? | 可能 |
店舗お試しは? | 可能 |
ちなみにセミダブル11,900円/ダブル13,900円の取り扱いもあります。
硬さでNO.1「MyeFoam:新世代健康マットレス」
- 200Nという超硬い敷布団
また、この敷布団は1年間のメーカー保証付きです。ヘタったりしても1年間の保証があると安心ですよ。
- 女性には硬すぎる可能性あり
- 中国メーカーで品質に疑問も…
またMyeFoamは中国のメーカーのようで日本での販売もamazonだけです。2018年1月現在のamazon人気ランキング1位の商品ではあります。
気になる価格は?
MyeFoam「新世代健康マットレス」はシングルサイズ7,980円で、amazonのみで購入できます。この価格はamazonセール価格のため、今後高くなることも低くなることもあります。
ネット通販だと送料が気になりますが、amazonは2,000円以上の商品は送料無料になります。商品の価格だけで購入可能です。
商品の詳しい情報
サイズ | 100cm×200cm×3cm |
---|---|
主な素材 | ウレタンフォーム |
硬さ/体圧分散性 | 硬い200N/◎ |
重さ/お手入れ | 3.0kg/カバー洗濯可 |
保証 | 1年間保証付き |
1枚で使用は? | 可能 |
店舗お試しは? | 不可 |
安さNO.1「タンスのゲン:三層敷き布団」
- 東洋紡「ハードマーブル」
- TEIJIN「アクアフィット」
反発性はありますが敷布団はそれほど硬くないため、女性やお子さんならば寝心地がいいですよ。
- 硬い方がいい方だと不向き
- 価格が変動する場合もあり
またこの商品に限ったことではありませんが、amazonでは商品の価格が変動します。口コミでも一気に10,000円オーバーまで上がったことが過去にあったとの記載もあります。自分にあっている!と感じたなら、価格が安いタイミングを見て購入しましょう。
気になる価格は?
再度の記載になりますが、タンスのゲン「三層敷き布団 シングルロング」の価格は6,480円になります。
この「三層敷き布団」は2018年1月現在amazonとYahoo!ショッピングで在庫確認ができました。楽天市場にもショップがありますが、こちらでは現時点で取り扱いがないようです。
amazonは送料無料なので6,480円購入可能。Yahoo!も送料無料ですが、北海道や沖縄、離島は別途送料かかるのでこれらの地域の方はamazonで買うほうが安く購入できますよ。
商品の詳しい情報
サイズ | 100cm×210cm×10cm |
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主な素材 | 綿/ポリエステル |
硬さ/体圧分散性 | ふつう/△ |
重さ/お手入れ | 5.0kg/洗濯不可 |
保証 | 1年間保証付き |
1枚で使用は? | 可能 |
店舗お試しは? | 不可 |
凹凸でNO.1「東京西川:スリープコンフィマットレス」
この敷布団は寝具メーカーとして有名な「東京西川」の商品で品質と安全性は確かなものです。また四つ折り収納ができるため、一人暮らしでも収納しやすい敷布団です。
- 凹凸嫌いには不向きな敷布団
- 硬さがあまりないため、体重ある人は沈む可能性があり
もし自分が凹凸好きか嫌いか分からないならまず試してみましょう。別商品でも凹凸加工のある敷布団にちょっと寝てみて、不快な気持ちになれば避けるほうが無難です。
気になる価格は?
東京西川の「スリープコンフィマットレス(敷布団タイプ) 4つ折り」の定価は15,000円になります。大幅に予算オーバー!?と思われますが、実は2018年1月現在amazonで10,337円とちょっと予算オーバーですが、近い金額で購入ができます。
商品の詳しい情報
サイズ | 100cm×210cm×6cm |
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主な素材 | 綿/ポリエステル プロファイルウレタン |
硬さ/体圧分散性 | かため/◯ |
重さ/お手入れ | 3.4kg/不明 |
保証 | 不明 |
1枚で使用は? | 可能 |
店舗お試しは? | 要確認 |
東京西川の取り扱い店にて展示があれば店舗でのお試しも可能です。
マットレスでNO.1「IKEA:HAFSLO」
引用:IKEA「HAFSLO」
- 硬めマットレスで体圧分散◯
- 25年の品質保証
- 10000円以下で買えるオトクさ
しかも硬めのマットレスなので沈み込みが少なく体圧をしっかりと分散してくれますし、25年もの長い品質保証があるため長く愛用できるんです。
-
敷布団のように床に直置きはできません。ベッドフレームを購入しないなら買うべきではありません。
気になる価格は?
IKEA「HAFSLO」の価格は9,990円です。もともとは11,990円で販売されていましたが、最近になって値下げされた商品の1つでかなりお値打価格になりました。
IKEAの商品は各地のIKEAストアで購入可能ですが、最近はネットショッピングも可能です。近くにIKEAがない方でも気軽に購入できますよ!
ただしその場合は配送料がかかります。調べたところ「HAFSLO」は圧縮されて販売されているため小物配送扱いになります。そのため各店舗のメインエリアで990円・その他エリアで1,290円・沖縄のみ3,000円の配送料が追加されます。
商品の詳しい情報
サイズ | 90cm×200cm×18cm |
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主な素材 | 綿/ポリエステル スチールのスプリングユニット |
硬さ/体圧分散性 | かため/◯ |
重さ/お手入れ | 17g/洗濯不可 |
保証 | 25年品質保証 |
1枚で使用は? | すのこ等推奨 |
店舗お試しは? | 可能 |
敷布団選びに大切な用語解説と選ぶときのポイント
ここではよく敷布団で出てくる用語、
- 低反発と高反発
- 硬さ
- 体圧分散
硬さって硬いほうがいいって本当?
硬さの選び方は体重に比例しており、体重が重ければ重いほど硬い敷布団が合います。
敷布団の硬さを知る上で使われているのがN(ニュートン)という単位です。これは「ウレタンフォーム」を使った場合に使われる硬さの数値で、
110以上 | かため |
---|---|
75~110N | ふつう |
75N以下 | やわらかめ |
と表記するように決められているんです。
それでは自分はどの硬さがいいのか?
敷布団の硬さと体重は基本比例させるとピッタリな敷布団に出会えます。体重が重い方に柔らかい敷布団だと、支えきれず沈み込んでしまい、逆に軽い方に硬い布団は全く沈まないため板の上に寝ている感じになるんです。
目安にはなりますが、
40kg以下 | 100N以下 |
---|---|
50kg前後 | 100~150N |
60kg前後 | 120~170N |
70kg前後 | 140~190N |
80kg以上 | 170N~ |
自分の体重に合う硬さの敷布団はこのようになります。あとは自分の好みで硬さを調整していきましょう。
低反発と高反発って何?
その名の通り、敷布団の反発力が低いか高いかという違いです。どっちがいいかは体重によって違ってきます。
敷布団の表示で見る「低反発」や「高反発」は敷布団の素材の反発力を表しています。どちらも腰痛に良いとは聞きますが、どちらの方がいいのでしょうか?
結論として人によりけりですが、体重がある人は高反発・体重がない人は低反発だと負担が少ないです。
低反発の敷布団は反発力が少ない分、ふんわり包まれている寝心地で体圧を分散してくれます。反面、寝返りを打つときに不安定になりがちというデメリットがあります。また体重が重たい人は支えきれずに底あたりになる場合も少なくありません。
高反発の敷布団は反発力が高い分、体重が重たくてもしっかり支えら、寝返りも打ちやすい敷布団です。しかしその分体重がないとフローリングに直で寝ているような感じで腰により負担をかけてしまうのです。
体圧分散ってなに?
寝姿勢になると圧力が腰や肩に集中しますが、これを分散して腰などの負担を和らげることを体圧分散と言います。
横になると腰に圧力が集中して、太ももや背中には大した圧力がかかっていないと感じると思います。適切な敷布団で寝ていても腰には総圧力の44%程度がかかり、それが腰痛の原因になることもあります。
しかし体圧分散性のある敷布団にすると腰に集中していた圧力が背中やお尻に分散されるため負担を軽減できるんです。
体圧分散ができる敷布団は基本的に体を包み込んでくれるような敷布団が多いです。そのため低反発の敷布団は体圧分散性が高いのですが、先ほども説明したように寝返りがしづらかったりすると別の要因で腰痛を悪化させてしまいます。
高反発でも体圧分散性が高い敷布団もあるため、自分の体型なども考慮しながら体圧分散できる敷布団を選びましょう。
凹凸ってある方がいいの?
凹凸があると体圧分散が高くなりますが、好き嫌いが分かれるため絶対必要!とは言い切れません。
敷布団やマットレスの表面が凹凸状になっているものがあります。凹凸があると体にフィットしやすいため体圧分散ができるため、腰痛におすすめ!という敷布団で採用されていることが多いです。
しかし凹凸は寝心地に直結するため好き嫌いが分かれるんです。その上からトッパーなどを敷いてしまうと体圧分散の効果が薄れるため意味がありません。
そのため凹凸はあっても良いですが、寝心地やその他の項目を優先して選ぶべきです。
耐久性が高い方がいいの?
耐久性が高い方が長く使っていけますが、お手入れがしやすく耐久性の高い素材の敷布団を選ぶのが一番です。
安かろう悪かろうだと来年また敷布団を買わなければならなくなります。そうならないためにも耐久性が高いものの方がもちろん良いです。
しかし、耐久性が高いものはやはり値段が高いため予算と合わない事が多いんです。
また敷布団の素材によっても耐久性に違いがあり、よく使われているウレタンフォームは3~5年と言われています。逆にポケットコイル式は10年持つと言われます。
ただポケットコイル式は厚みがあるため布団の上げ下げが難しくカビも発生しやすくなります。そうなればまた買い替えになってしまうんです。
使用する環境でも敷布団の寿命は変わってしまうため、お手入れがしやすく予算に合ったもので耐久性のある素材を選びましょう。
新しく買った敷布団を上手くつかうためのポイント
せっかく買ったなら長く愛用してほしい!その願いを込めながらぜひ注意してほしいポイントをご紹介します。
マットレスと敷布団の2枚重ねの方がいい?
使う敷布団によりけり!必要なものもあれば、2枚重ねにすると敷布団の効果が薄れる場合もあります。
マットレスと敷布団の2枚重ねで床に直置きする方は多いですが、絶対に2枚必要という訳ではありません。むしろ1枚でないと効果が薄れる場合もありますよ!
まずは購入する敷布団の使い方をチェックしてみましょう。
1枚で使えて体圧分散性が高い敷布団は1枚で使うほうが効果的で、別のマットレスなどを組み合わせると分散されにくくなります。逆に床に直置きNGという敷布団やマットレスもあります。すのこなどを組み合わせないとカビが生えやすいんです。
長く使うならば日頃のケアが重要
安い敷布団でも手入れ次第で長く使えます!面倒でもしっかりと手入れしましょう。
敷布団が使えない…と感じるのは
- カビが生えた
- ヘタってしまった
主な手入れ方法としては、
- 位置をローテーションして同じ場所に負荷をかけ続けないこと
- シーツの洗濯はもちろん、布団も天日干しをして湿気を取ること
まとめ
いかがでしたか?
この記事では「1万円以下で買える腰痛に効果的な敷布団5選」と合わせて
- 安い敷布団はオトクに買えるけどコスパが悪いこともある
- 自分の体重や体格によって選ぶべき敷布団は違う
- 正しく使って手入れすれば敷布団は長持ちする
ということもご紹介しました。1万円は敷布団としては安いですが、それでも自分に合った硬さや寝心地の敷布団ならば今よりもしっかりと眠れて腰痛の改善にも効果的です。ぜひ自分に合ったものを見つけてくださいね。
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